水力発電の基本

ヘッド(水頭)とフロー(流れ)

水力発電計画によって生み出される再生可能エネルギーの量は、2つの決定要因によって大きく変わります。1つは水頭(取水口とタービンの間の落差)、もう1つは利用可能な川の流れです。水頭および川の流れによって、計画の種類(低または高落差)、つまり土木工事の規模、設置するタービンの種類、要するに工事にかかる費用が決定されることになるのです。

低落差プロジェクト

15メートル以下の水頭を利用した低水頭計画には、通常、発電のために大量の水の流れが必要となります。低水頭プロジェクトは、大掛かりな土木工事が必要となるので、高水頭計画よりもかなり多くの費用がかかりますが、不要となった既存の堰を利用する好機でもありますし、またその再使用により、工事費用を大きく抑えることもできます。

高水頭プロジェクト

高水頭計画は、水の運動エネルギーを利用するために上流からの川の自然な流れを使います。通常、川の大きな落差がある箇所に設置された取水堰と導水路(パイプ)によって流された水は、その後タービン発電機を通ります。高水頭計画は大きなダムや貯水池を必要としませんから、比較的低価格で設置でき、大掛かりな工事と比べて、環境に与える影響も低く抑えることができます。